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【4月1日〜募集開始】建築学を学ぶ大学院生向け!新財団「隈研吾建築奨学財団」

奨学金情報
2021.03.24

東京オリンピック2020の舞台となる「新国立競技場」のデザインでも話題となった建築家・隈 研吾氏が、給付型奨学金を提供する 公益財団法人 隈研吾建築奨学財団 を設立。2021年度奨学生の募集を始めました!

 

「建築」を学ぶ学生必見!

隈 研吾 氏とは

神奈川県生まれの一級建築士(隈研吾建築都市設計事務所 代表取締役)。東京大学 特別教授 名誉教授でもあり、木材をはじめとした自然素材を活かす特徴的なデザインの建築物を数多く手掛けています。

東京オリンピック2020のメイン会場「新国立競技場」の建設など、国内での活躍はもちろん海外コンペでも数々の賞をとっており、世界的に注目される日本人建築家の1人です。

隈研吾氏も学生時代、公益財団法人 日本証券奨学財団 の奨学金を利用して、海外の建築を数多く学んでこられました。奨学金を利用して大成された先輩ですね!

そんな彼は2021年2月に「公益財団法人 隈研吾建築奨学財団」を設立されました。

 

公益財団法人 隈研吾建築奨学財団 とは

建築学 を専攻する日本国内の「大学院」に在学する学生に対して、給付型奨学金 を支給する事業を行っています。これは、建築業界で活躍する人材の育成、建築技術の発展に寄与する目的があります。

 

奨学金の内容は?

2021年4月1日から、財団設立後初となる奨学生の募集を始めます。これは返済の必要がない 給付型奨学金 です。

給付額は毎月 5万円

支給期間は 2021年4月〜2023年3月まで。

 

対象者は?

以下に該当する方が申し込めます。

  • 建築学を専攻する日本国内の正規大学院生(留学生含む)
  • 大学院修士課程(博士前期課程)第1学年在学者
  • 学業、人物が優秀でかつ健康
  • 年齢が30歳未満(2021年4月1日現在)

採用人数は 15名(予定) です。

 

申込方法は?

財団のホームページから「申込提出書類のフォーマット」をダウンロードし、必要事項の記入や資料などを添付した上で、期限内に各自でホームページ内にある「申込提出書類フォーム」へ提出します。

郵送ではなく オンライン での申込です。

大学機関を通さず自分で応募する必要がありますので、準備や期日のスケジュールをしっかり立てて動きましょう。

 

申込提出書類について

  • 奨学生願書
  • 指導教員からの推薦状
  • ポートフォリオ(作品集)
  • 自己推薦書
  • 学部卒業時の成績証明書
  • 大学院の在学証明書
  • 3ヶ月以内の健康診断書(校医が証明する健康診断書でも可)

ホームページからダウンロードしたzipフォルダ内に、願書・推薦状・自己推薦書フォーマットが入っています。

  • 6ヶ月以内に撮影した写真(上半身 4.5×3.5cm)の貼り付け
  • すべてのデータをPDF 20MBに納める

などのルールが決まっているので注意事項を充分確認してください。書類に関して不備があると受付不可になってしまいます。

 

ポートフォリオ について

  • PDF形式 A3横使い15ページ以内

に、これまで制作したご自身の作品をまとめてください。

なお、ポートフォリオ含めすべての提出書類は「PDF 20MB以内」に納める必要があります。データの容量に注意しながら作成しましょう。

作品は他者の著作権を侵害しないものであること。そして引用を行う場合は必ず出典を明示してください。

共同制作者がいる場合や、勤務先またはインターン先での作品を掲載する際は、その旨を記載するとともに作品におけるご自身の役割を明記してください。

 

自己推薦書 について

ご自身が大学院で予定している研究テーマや将来どのような建築をしたいかなどを、A4版に800字程度 で記入してください。

 

選考基準は?

財団のホームページでは

  • 作品が特に優れていると認められる者
  • 学業の成績が優れていると認められる者
  • 健康診断書により健康と認められる者

とされています。

申込提出書類のポートフォリオ(作品集)や推薦文(自分および指導教員)の内容が鍵となりそうです。

 

申込〆切日は?

2021年4月1日(木)0:00〜2021年4月30日(金)23:59 まで。

※申込提出書類は4月前でもダウンロード可能です。

 

まとめ

これまでコンクリートや鉄が主流であった工業社会の建築物から、環境問題などの観点を軸に、自然と人を繋ぐ新たなデザインが建築業界に求められている。業界の転機に着目した隈 研吾氏は、これからの建築を生み出す若い才能の発掘や支援を目的として、コロナ禍でありながらも、給付型奨学金事業を行う財団を設立されました。

今年から始まる新たな給付型奨学金。建築学を学ぶ学生はぜひ挑戦してみてください。

 

参考:建築奨学財団ホームページ